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【開催報告】将薩会30周年記念大会(6/20)

令和5年6月20日(火)に【将薩会30周年記念大会】が【さつま将棋センター】にて開催されました。当日の模様をご紹介いたします。

将薩会とは

仕事仲間だった現会長の石井氏・木佐貫氏・福山氏ら将棋好きが中心となり1990年の夏に同好会として発足。「薩摩の地で将棋を楽しむ集まり」ということで石井氏が【将薩会】と命名。当初は年1回から2回の開催だったが、その後は毎月開催となり参加者も25名を超える会となる。年齢も棋力も幅広く、当時鹿児島県では対人戦ができる機会として貴重な場であった。特長として「ターゲット棋士に勝ったら賞品」「各パート5位まで表彰」「対局前の将棋談義」「会独自のタイトル戦」など、遊び心を取り入れた運営を心掛けている。過去に将薩会に来ていた子供たちの中には、現在では奨励会や研修会、または県代表として活躍している子も誕生し、鹿児島県将棋界のレベルアップにも貢献した。残念ながらコロナ禍により3年間活動を休止していたものの、今回設立30周年ということで記念大会を開催。第136回目の開催となり【好きな将棋を指し楽しいひと時を過ごして頂く】ことをモットーに今日まで継続している。

当日の様子

平日にも関わらず30名近くの方々がご参加くださいました。長期間に渡って活動を休止したこともあり、中には3年ぶりにお会いする方も多く同窓会にも似た賑わいも見せていました。初めて将薩会に参加される方、離島よりお越しになられた方などもおられ大変ありがたく思います。また今回さつま将棋センターに足を運んだのが初めてという方々もいらっしゃいましたので、これを機に今後さつま将棋センターの利用も是非お願いします。


最初の時間は将棋談義コーナーとして【将薩会】の歴史や苦労話、また実際に会で起こったハプニングを元に石井氏が作成した川柳もご披露いただきました。せっかくなのでいくつか川柳もご紹介いたします。

☗「対局中 茶菓子と間違え 駒しゃぶる」
☗「対局時計 押したつもりが ペットボトル」
☗「接近しすぎ 押したボタンは 隣のボタン」
☗「考えすぎ 相手の桂馬で 自玉を王手」
☗「角行が 駒を飛び越え 王手する」

さつま支部の福森氏の提案で、鹿児島県将棋界発展に貢献された将薩会役員の方々に支部からサプライズで「允許状五段」の賞状を贈呈させていただきました。


本日の大会においては「お喋りOK!」とご案内させていただいたので、あちこちで笑い声やうっかりを嘆く声なども聞こえましたが、対局の中身は皆しっかり真剣そのもので気迫あふれる指し手も数多く見られました。各パートにターゲット棋士が設定されており、その方に勝つと缶ビールが1本貰えるという遊び心も。リーグ内総当たりの為、対局が多めとなるので朝から夕方まで長時間に渡り将棋を楽しむことができました。

昼食休憩や途中帰宅も自由だったので、参加者はそれぞれ自分のペースに合わせて大会を楽しんでいました。中には「昼食を取るより将棋を指してる方がいい!」と昼食を取る時間も惜しんで対局されているご年配の方もおられました。3パートに分かれ、各リーグ5位まで表彰があるので誰にでも入賞のチャンスがあることも将薩会の魅力の一つでもあります。


将薩会 石井誠史会長から一言

❝ コロナ禍でブランクがあったにも関わらず、遠くは与論・南薩・北薩からもご参加いただきありがとうございました。久しぶりの再会で、まさに同窓会、私もついつい嬉しくなり将棋談義にも熱が入りました。また、サプライズで羽生善治新会長名の五段格允許状も頂き大満足です。これを機会に、心新たに鹿児島将棋界の発展に邁進する所存です。本記念大会にご協力をいただきました、さつま将棋センターを始め関係の方々に感謝申し上げます。ありがとうございました。 ❞

 

記事担当:益滿

 

 

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